旧屋号のmazar be Bracha(マザールベブラハ)時から、かれこれ15年以上ご一緒してきたwada maki。
この度、分室を一部屋用いて同作家による初めての個展を開催させて頂きます。
彼女の作品背景にあるのは自身の暮らしそのもの。
綺麗だと想ったある日の月、草木が知らせる季節の巡り、当たり前の景色に転がる石ころ、我が子が捏ねた粘土。
細やかな幸福の一つ一つが豊かな実りに繋がっている。
無骨な様に見える造形に温かみが透けるのは、愛しさや感謝といった言葉に成り切れない感情たちを無添加のまま封じ込めているからだと想う。
今展では彼女が活動拠点とするニシノカイトでの日々と暮らしに触れながら、そこから生じた確かな光を静かに並べて紹介していく。

wada maki / online store
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